CocoaPods実行時にエラーになってしまった場合の対応方法
pod installがエラーになってしまうその時に
pod install
を実行したけどエラーになってしまい先に進めない。
そんなときはしっかりと原因がどこにあるのか確認するのが近道です。
まずは確認したいのが、pod、ruby、gemのバージョンです。 ターミナルでコマンドを実行してバージョンを確認します。
ruby
ruby -v
2020年4月現在では、最新版は2.7.1となっています。 rubyは2.6.3くらいがインストールされていれば問題ありません。 最新版にしたい場合には、ターミナルで以下のコマンドを実行して最新版をインストールしましょう。
※ brew(https://brew.sh/index_ja)がインストールされている状態で以下を実行します。インストールしていない場合にはbrewのインストールを行ってください。
cd
brew update
brew upgrade rbenv ruby-build
rbenv init
rbenv install 2.7.1
rbenv global 2.7.1
echo eval "$(rbenv init -)" >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
gem
gemはRuby用のパッケージ管理システムですが、rubyのバージョン1.9以降であれば、RubyGemsは標準添付となっているのでここで問題が起こることはないとは思います。 もし、gemのバージョンがあまりにも古かった場合は最新のrubyにすればgemも最新になるでしょう。
gem -v
pod
ターミナルで以下のコマンドを実行してpodのバージョンを確認します。
pod --version
ここでバージョンが結果として返ってこなかった場合には、podはインストールされていないので、podをインストールしてあげましょう。 以下のコマンドは最新のpodを/usr/local/binにインストールします。
sudo gem install cocoapods -n /usr/local/bin
インストールできればpod install
を実行してみましょう。
まだエラーになってしまっている場合
ここまでで、まだエラーになってpod installができない場合には、以下を試してみましょう。
最新のpodをアンインストールして、以前のバージョンのpodをインストールする。
現在の最新のバージョンは1.9.1ですが、バージョンを下げることでpod installが成功することもあります。 一度podをアンインストールして以前のバージョンをインストールしてみましょう。
ちなみにpodのバージョンは、rubygems公式サイトに一覧がありますので、参照してみてください。 https://rubygems.org/gems/cocoapods/versions
sudo gem uninstall cocoapods --version '=1.9.1' -n /usr/local/bin
sudo gem install cocoapods -v 1.8.4 -n /usr/local/bin
podのキャッシュをクリアしてみる
まだエラーで解決できない場合には、podのリポジトリを一度クリアしてみましょう。
以下のコマンドを実行してからpod install
を試してみましょう。
rm -rf ~/.cocoapods/repos/trunk/
これでもまだエラーが出る!
たいていの場合は、これで正常にpod install
できるはずですが、できなかった場合には、出力されたエラーログの一部をコピペしてGoogleで検索してみたりしましょう。
海外のフォーラムで議論されていることがありますので何か原因の究明になると思います。